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みんなの「2017スイス旅行」ブログ


《2017.8.7コルヴァッチの岩雪崩》

2017/08/08 16:32
瀬谷こけし

一度目の岩雪崩 13時43分撮影
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二度目の岩雪崩の走り 14時15分撮影
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 8月7日はほぼ一日中コルヴァッチの山中にいて実にいろいろな経験をしたが、わたしにとって最も驚いたのは、岩雪崩を見たことだった。それも雪崩の下の方にいて、もしこれが途中で止まらなければ、雪崩の流線の外に出るべく必死に動かなければならないと思いながら見たのだった。岩雪崩が起こったのは現地時間13時43分ごろ。急峻なコルヴァッチ山(3451m)の9合目あたりで、轟音とともに大きな岩が、もんどりを打ったように飛び出してきて、それに続いて続々と大小の岩や石や土が流れ落ちてきてやがて土煙が舞い上がって、谷筋を降りてきたのだった。それをビデオや写真に撮っていたりしたのだが、その流れ落ちる音が止まるまで安心ができなかった。岩雪崩は10分以上続いた。

 そんなことで、あ、終わったかと思いひと安心して再びパノラマ道を歩いていると今度は14時15分ごろまた大きな音がして、同じ谷筋を先行して大きな岩が暴れ飛び散りながら流れ落ちて来るのが見えた。続いてその岩のせいでバランスを失って落ちて来る岩屋や石、そして舞い上がりながら落ちて来る土煙。今回はさっきより小規模のようだったが、落下した岩がどっちへどうぶつかるかで、岩雪崩の規模も方向も変わってくるので、ともかくよく見ておかなければならない。今回も途中までで止まって、急いで逃げるような必要はなかったが、山のガレ場がどうしてできるのか、そして下まで落ちて来る大岩がどんな風にして落ちて来るのか、そんなことがわかるようになった。こういうことは、奥飛騨の方でも起こっておかしくないことなのだろう。
 何でこんな光景を見ることになったかというと、ニーチェのいう「ピラミッド型のブロック」を探していて、ニーチェクロニックに乗っている写真と記事を見せながら人に尋ねていたのだが、ある人からは、コルヴァッチのロープウェーの中間駅からパノラマ道をシルスの方に向かって歩いてゆくとこれがあるという風に言われ、それでもってロープウェーに乗り、標高2700m地点の中間駅まで来たが、終点のステーション駅までゆけば標高3303mの展望台までゆけることを知って、この高さはわがしがまだ行ったことのない高さだったので、安易なやり方ではあるが、行ってみたくなったのである。

 上の展望台では、左手近くに大きな氷河が見え、そして全周360度のアルプスのパノラマは、まったく素晴らしく、これがアルプスなのかと驚きとともに実感できたのであった。展望台では、モンテ・ローザ方向表示もあり、この日はとてもよく晴れていたので、多分あれがモンテ・ローザだと思える小さなちいさな白雪の山塊をみつけたが、それがそうだったかは確認できない。宿に戻って受付のおねえさんにモンテ・ローザの話をするとすぐに眉に唾をつけてまともに取り合ってくれないが(岩雪崩のビデオは感心してくれた)、去年イタリアのオルタの方からモンテ・ローザの形はしっかり覚えたので、多分あれだろう、と弁明はしておいた。

 帰路はロープウェーを中間駅で降りて、一応アドバイスされたように探してみようと思って下のコルヴァッチ・タールステイション(谷駅)まで、自分に行けるかどうかの見当をつけた。標高1900mぐらいまでの800mぐらいの比高差なので、比叡山から下まで下りるのとそう変わらない。このところずっと山歩きをしていないとはいえ、下りだから行けないことはないだろうと考えたのだった。そして道も、パノラマ道として整備され、そう無理な道ではなかった。まずはピラミッド岩までと思って歩き出したが、中間駅から離れれば離れるほど、今度は戻ってゆくための体力が心配になる。だが結局歩いて下まで(スールレイまで)行ってしまうことにした。そうすればシルヴァープラーナ湖の湖周の散歩道にも出られ、そこからならニーチェのピラミッド石にも出会えるだろうと思ったのだった。失敗と言うなら、はじめに谷駅に来た時、近くにあった店でパンとアップルショルレでも買っておくのを不要だと思ったことだった。実際買っておけばずっと楽だったろう。実際コルヴァッチ山中にはピラミッド型の石ならいくらでもある。そしてニーチェが中間駅近くまでの標高差を上ったはずがないのは明らかで、ただ写真の石の所在をアドバイスしてくれたひとに従ってみようと思ったのだった。

 その後、下り道の苦労は続くが、京都の滝谷山周辺、、滋賀の権現山周辺、そして津軽の岩木山での経験が活きて、そして下山の山中で尋ねた二人のひとのアドヴァイスのおかげで、疲れ果てたということを除けば、無事に下まで、シルヴァープラーナまで、下りて来れたのだった。

写真は一度目と二度目。どちらも走り始めは小さい。


=== 2017.8.18 写真二枚追加 =========

モンテ・ローザ?
矢印の山がモンテ・ローザではないだろうか? 
コルヴァッチ山ロープウェーの山駅展望台から撮影
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コルヴァッチ山腹のピラミッド岩。
(標高2500mほど)
ロープウェー受付の人が(私が持参した)ニーチェ・クロニークの写真を見て、
これじゃないかと教えてくれた「ピラミッド状の塊」はこれのことだと思う。
 後ろに見える湖はシルス湖(シルヴァープラーナ湖ではない)。
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《2017.8.5午前 チューリッヒ、明日の切符》

2017/08/06 05:24
瀬谷こけし

 明日はシルス・マリーアに発つ。そのためにどんな切符を調達したらいいのか知らず、ガイドブックを見てもよくわからなかった。それで中央駅に行った。赤い玉子のようなインフォメーションがあって、まずはそこで尋ねたが、頭注まで列車、それからバスということしかわからなかった。これで駅の構内の方に行くと、ライゼビーロー(旅行そこで会社)のようなものがあったのでそこに並んだ。
 州都のChur(クーアと詠むのかヒューアとよむのか知らない)まで列車(ICE)で行って、そこでサン・モリッツ行きに乗り換えて、そこからバスということのようだ。一枚のティケット、そして一枚の行程表を作ってくれた。84.60スイスフラン。一万円弱だ。途中帰りの切符のことを聞かれた。わたしは往復はいらない。片道だけで、戻ってこないとと伝えた。しかし彼はそれでも不安があるようで尋ねる。そこでスルスマリーアには6日いて、それからバーゼルに行くのだと伝えた。それで納得してティケットを作ってくれたのだ。
 こうして明日の準備はできた。
 そこでビューローを出たのだが、行程表を見ると、日付が今日になっている。それで戻って、これは正しいのかと尋ねた。行くのは明日だということを伝えて。もちろんチケットの方は明日の日付になっている。行程は同じなのだがと言いながら、彼は先の行程表を破棄して、新しいものを作ってくれた。作る前に何時ぐらいの列車がいいかと尋ねてくれて。わたしはだいたい10時ごろと答える。---それで新たに作ってくれた行程表は、先のものと内容では全く同じだった。しかし彼としては出発希望時間を尋ねずにさきのものを作ってしまっていたので、お互いにとても納得してティケット類を発行してもらうことができたのだ。そういうやり取りのあとは気持ちがいい。彼にしても「正しいか?」(richtich?)と聞かれたことは気持ちよかったようだ。正しい仕事を相手の確認の上でし終えたときは、普通の場合以上に気持ちがよくなるものだ。これは一般にドイツ人でも同じなのだが。そういう性格をわたしはとても好ましいものだと思う。


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《2017.8.5 チューリッヒ夕方》

2017/08/06 05:15
瀬谷こけし

 夕方、仮眠から覚めて、かねてから探していたマウスを買いに出かけた。そのためには誰かから情報をもらわなくてはならない。お値打ちの(preiswert)にPC用のマウスを買えるところはないか? 教えてくれとお願いしたのは、宿の受付のおねえさんだ。コンゴの出身だということを昨日誰かと話していたひとだ。ここの受付のおねえさんはみな友好的で感じがいい。昨日さいしょに応対してくれて、荷物を預かってくれたおねえさんも、英語もドイツ語もうらやましくなるほど達者な、アラブ系かな思えるような褐色の肌のひとだった。そのひともとても親切だった。
 コンゴ出身のおねえさんは、中央駅構内のS10電車を降りて上がってすぐの向かい側にある店だとして「Interdiscount!」という店を教えてくれた。わたしが中央駅で降りるときはいつも「アジアの食べ物、持ち帰り」と銘を打ったケバブの店の前に出るので、その電子関係お値打ちの店には気づいたことがなかった。出かけて、言われたとおりにエスカレーターを上ると、左手に、今度は確かに「Interdiscount!」という店があった。カメラもあり、いろいろな電子機器を割安に売っているありがたい店だった。そこでUSBのコード付きの一番安いマウスを買った。店の人は、ほんとならもっといいものがあるので勧めたかったようで、「旅行者なのか?」とわたしに尋ねた。旅行者だと答えると、それならこれでいいと納得して売ってくれた。実際親切な人だ。今回はブルートゥースのマウスをたまたま荷物に入れ忘れて、これまでずいぶん苦労してパソコンを使っていたのだ。その苦労からこれからは解放される! 
 宿のおねえさんは、もう一軒「Medimarket!」」という店も安くて大規模でいいが、チューリッヒの郊外に行かないとないのだということだった。結局は先の店で用事がすんで、「Medimarket!」まで行く必要はなかったのだが。
 そこで早速用事がすんだので、夕方の時間、ペスタロッチ公園まで行った。そこで写真を撮って、芝生に座ったり、ベンチに座ったりして、ゆっくりと沈んで行く太陽と、やっと吹き始めた涼しい爽やかな風を、長く楽しんでいた。ドイツの夏の夕方というのも、とても気持ちのいい時間だったが、チューリッヒでもこの時間はとても素晴らしい時間で、この刻を逃さずに味わうために多くの人が屋外に出てくるようだった。通りにテーブルを並べただけのレストランや喫茶店で、何するともなく、通りを見流している人々も、ただこの刻を、この爽やかな風を味わうためだけに出てきて、コーヒーなりビールなりをテーブルに置いてもらっているようだった。
 ドイツでもそうだったが、夏は夜8時ごろまで、外が気持ちよい。激しかった一日を回顧するための心地よい時間なのだ。

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