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みんなの「ジェノヴァ」ブログ


《ウド・リンデンベルクの「アンドレア・ドーリア」》

2017/04/23 02:09
瀬谷こけし

《Udo Lindenberg; Alles klar auf der Andrea Doria》

 ウド・リンデンベルクがこの曲を歌いはじめたのは1973年のことらしい。Youtubeにはその年の演奏が何本かアップされている。そのいわば若造のころに比べれば、最近のウドにはある種の風格が備わってきていると思う。パニックオーケストラのフューチャリングで歌うようになってからは格段に面白くなったと思う。
 歌の意味はよく分からない。ディクシーランド風のものが流行りだしてから20年という時代を歌っているのだろうが、中心にになるのは
>Und ich glaub', dass unser Dampfer bald untergeht.
というところだろう。わしらの乗っとる汽船は間もなく沈没するとわしは確信しとる、というような意味だ。地球の文明を沈没した客船アンドレア・ドーリア号になぞらえているのだ。そこでこんな歌詞が来る。
>Aber sonst ist heute wieder alles klar auf der Andrea Doria.
この[Andrea Doria]は定冠詞がついているので、ジェノヴァの提督アンドレア・ドーリアのことではなく、1951年に進水し1956年に沈没したイタリアの客船アンドレア・ドーリア号のことを言っているに違いない。
 この文明世界の沈没を確信しているという気分のひとびとの歌だ。



https://youtu.be/U14BU33v0wY




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《ジェノヴァの桜》

2017/04/21 11:31
瀬谷こけし


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 去年、オルタの帰りにジェノヴァに寄った時の桜。フェラーリ広場から海の方へ古い町を少し散歩しているときに見つけた花。3月11日。
 シラーの『フィエスコの叛乱』を読んでいると、提督アンドレアス・ドリア公爵の甥のジャネッティーノの乱脈ぶりは、まるで今の日本の政権のありさまを見ているようだ。

 シラーの『フィエスコの叛乱』をニーチェは読んでいると思うが、あのヘルダーリンも読んでいて、詩の中に「ドーリア」の名前が出てくる。去年ジェノヴァにちょっと寄った時、この本を読んでいれば、アンドレア・ドーリア提督の館がどこにあり(多分今の市庁舎)、フィエスコの館がどこにあって、叛乱を企てた時どこを押さえようとしたか、などよくたどれただろうと思う。ジェノヴァのロレンツォ教会は、どこかライプツイッヒのトマス教会と似た印象がある。それがゴチックとういものか。1547年のジェノヴァが舞台。シラーの技(構成の、文章の、そして人間洞察の)に感心しながら読んでいる。



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《今日で今年度の授業が終わった》

2017/01/19 04:41
瀬谷こけし


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 来週の15回目は期末テストにするので実際上の授業は今日で終わった。少しの解放感を味わっている。この解放感はジェノヴァの海の光景とどこか共通する。
 ジェノヴァはまだ歩き方がよくわからず、まだ数日ぐらい歩き回ってみたいところだが、そういえばこの海に船が渡る風景は、高校3年の夏、校舎の3階の教室で湘南の海を見ながら勉強していたときに見た風景とどこか似ている。海はわたしには外の世界に開かれる場所だった。そういえばプリーストリー(J. B. Priestley)の「10日間の船旅」(7日間だったかもしれない)という英語教材を勉強していて、とても深い感銘を受けたことも思い出す。こちらは、船旅の日々の何もない日常が懐かしくなるというテーマのエッセーだったが。そしてもう一つは実朝の「綱手かなしも」だ。江の島でも腰越でも、そんな小舟は何度も見た。それが「かなし」と見える見え方もわたしには遠いものではなかった。長く実朝の歌の世界に惹かれていた。
 ニーチェとの関連では、ポルトフィーノとジェノヴァとの「距離感」を確かめておきたいところだ。1883年だったと思うが、ポルトフィーノにとどまってなかなかジェノヴァに入らなかったことがある。それはどんな意味があるのか?
 イタリアにはいつでも行きたい。今も行きたい。ドイツには、少し計画をしてゆきたい気持ちになるが。


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《アンドレア・ドーリア》

2016/11/27 01:14
瀬谷こけし


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 今年の3月、オルタ湖やモンテサクロを見た帰りに、ジェノヴァに寄った。ジェノヴァ到着が夜八時を過ぎるので、宿を駅の近くに取ったのだが、ジェノヴァ・プリンキパ駅の降り口を南口に取ってしまったので、初めてのジェノヴァの街で、夜中に一時間以上さまよい歩くことになってしまった。---このことは前に書いたことがあると思うが。「アンドレア・ドリア通り」に行きたいのだがどう行けばよいのかともう数も少ない通行人に尋ねて、まったく見当はずれの方向を教えられたり、警察官に尋ねて、あやしげな道を教えられて、結局駅に戻って、東口の方に降り直して、そこで駅員に尋ねたのだった。それからはすぐに目指す宿に着いたのだが、そのことは前に書いたと思う。ともかく私が忘れないようにしっかりと覚えていたのがこの「アンドレア・ドリア通り」の名前だった。
 この「アンドレア・ドリア」の名前に最近になってまた出会った。それはウド・リンデンベルクの歌の中でだ。
 調べてみると、アンドレア・ドーリアはルネサンス期のイタリア、ジェノヴァ出身の軍人で、神聖ローマ帝国の海軍提督を務めたひとだという。名将の誉れの高い人だったのだろう。第一次大戦中にその名の戦艦がつくられ、この名称は現在の駆逐艦の名前にもなっているという。その名の客船もあったという。ジェノヴァの名誉を担う名前の一つに違いない。ドリア家はジェノヴァの名家だという。
 ウドの「アンドレア・ドーリア」もとても面白い。元気がつく。

https://youtu.be/U14BU33v0wY





アンドレア・ドーリアの演奏はこちらのライブ版もよい。ゆったりとした演奏。

MTV Unplugged: Live Aus Dem Hotel Atlantic /Doppel
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アンドレア・ドーリアの演奏CDはこれが最高だと思う。緊迫した演奏。

DER PANIKPRAESIDENT
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2003-10-06
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 《ジェノヴァ1》

2016/03/26 02:30
瀬谷こけし
 ニーチェはどうしてジェノヴァから、突然メッシーナに向かったのか? この海の写真を見ていると、その答えがなんとなく見えてくる気がする。シチリアはまっすぐこの先にある、という感覚。試してみたくなる気持ち。
 そこにもう一つ、コロンブスから学んだ冒険への意志。
 そうしたものではないのか?


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=====2016年3月29日補=====

 次の句をつけておきます(まだ上の句がない)。

> まだ見ぬ島になほ向かはなむ








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