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《2017.8.5午前 チューリッヒ、明日の切符》

2017/08/06 05:24
瀬谷こけし

 明日はシルス・マリーアに発つ。そのためにどんな切符を調達したらいいのか知らず、ガイドブックを見てもよくわからなかった。それで中央駅に行った。赤い玉子のようなインフォメーションがあって、まずはそこで尋ねたが、頭注まで列車、それからバスということしかわからなかった。これで駅の構内の方に行くと、ライゼビーロー(旅行そこで会社)のようなものがあったのでそこに並んだ。
 州都のChur(クーアと詠むのかヒューアとよむのか知らない)まで列車(ICE)で行って、そこでサン・モリッツ行きに乗り換えて、そこからバスということのようだ。一枚のティケット、そして一枚の行程表を作ってくれた。84.60スイスフラン。一万円弱だ。途中帰りの切符のことを聞かれた。わたしは往復はいらない。片道だけで、戻ってこないとと伝えた。しかし彼はそれでも不安があるようで尋ねる。そこでスルスマリーアには6日いて、それからバーゼルに行くのだと伝えた。それで納得してティケットを作ってくれたのだ。
 こうして明日の準備はできた。
 そこでビューローを出たのだが、行程表を見ると、日付が今日になっている。それで戻って、これは正しいのかと尋ねた。行くのは明日だということを伝えて。もちろんチケットの方は明日の日付になっている。行程は同じなのだがと言いながら、彼は先の行程表を破棄して、新しいものを作ってくれた。作る前に何時ぐらいの列車がいいかと尋ねてくれて。わたしはだいたい10時ごろと答える。---それで新たに作ってくれた行程表は、先のものと内容では全く同じだった。しかし彼としては出発希望時間を尋ねずにさきのものを作ってしまっていたので、お互いにとても納得してティケット類を発行してもらうことができたのだ。そういうやり取りのあとは気持ちがいい。彼にしても「正しいか?」(richtich?)と聞かれたことは気持ちよかったようだ。正しい仕事を相手の確認の上でし終えたときは、普通の場合以上に気持ちがよくなるものだ。これは一般にドイツ人でも同じなのだが。そういう性格をわたしはとても好ましいものだと思う。


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