今日、久しぶりに岩下徹さんと

瀬谷こけし
今日、授業が終わって研究室への帰り道、山の上の能舞台の隣の屋上で岩下(徹)さんが踊っていた。ひとりで踊りの練習に体を動かしていたということなのだろう。あのいつもの黒い上下の練習服で。
お会いするのも久しぶりのことで、二三言葉を交わしていた。そのうち遊びたくなった。邪魔ではないというのでドラをもっきた。そして即興で遊ぶ。

私の意識では演奏していたのは「正しい長さ」。身体の動きのアーティキュレーションに合わせるのは、楽器を使えば容易なことだ。はじめはまず合わせて、そして動きの方も音色に応じて新しい展開に入ってくれる。
そのうち合わせる必要がなくなって、たとえば靴の動きだけを見て、あるいは目の動きだけを見て、そして自分の音の論理をきいて、新領域へとめざす。屋上のざらざらな表面もあたらしい音素材をもたらしてくれる。
そのうち私の携帯が鳴り出したりもしたが。その音も問題なく音・楽に取り込んでゆく。執拗な電話なので、失礼して出たが。
戻って、つづき。

やがて共演者が増えてくる。南の方で鳴く鳥が、対話をしてくれる。
また、何かの工事中の音か、何の音かわわからないが、北の方からも呼応した音が出てきてくれる。わたしの方が呼応させているだけかもしれないが。ともかくそのリズムが掴める。
岩下さんのステップが非常に不思議なリズムをもつようになる。同じくり返しではなく、微妙に短くなるのだ。このずらしは演奏で経験したことがない。
だが確かにそうやって攻めてくるのだ。私もそのリズムを把握しようとして追いかける。やがて把握する。
その後また鳥たちとの交響の世界。北側で鴉も鳴き出すが、これはまた合わせにくい。なかなか把握しにくい。
そのうち岩下さんの動きが終了する。

このダンスとの共演。新しいリズムのヒントがあった。思いがけないリズムが彼の体から出てくる。気持ちのよいひとときだった。

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