秋の一日 樹の語ることに耳を傾ける

瀬谷こけし
そもそものはじまりは、10月27日に来週11月3日は授業があるのか? という話になったことだ。それでその話の流れの中で「どこかに樹を見に行きたい」という学生の希望が出てきた。それでこの辺で樹を見に行くなら、十津川村の玉置山神社の杉の樹が一番ではないか、と私が言ったところ、休みは休みたいから授業時間内で行けるところどこか、ということになった。教室での授業では、「樹」についてのヘルマン・ヘッセの洞察も今一歩生きて来ない。ここはヘッセの勧めに従って、「樹に耳を傾ける」ことをやるに如くはない、とおもって、木津川川岸の上津屋橋付近の、以前堤防から見て気になった樹のことを思い出した。単独の力強く生きている樹をヘッセはことのほか賞賛しているのだ。それで11月10日に言文センターの方に相談したところ、許可していただけた。はじめは7人乗りの自家用車で計画していたが、それはタクシーを使ってくれということになった。
 ヘッセは「樹々」(Bäume)というエッセイの中で、樹々は、耳を傾けるひとに、「生きることの根本の法則」(Urgesetz des Lebens)を説いてくれると語る。それをみずからの身体で語ってくれるということだ。納得できるところは多い。

 その上津屋橋の付近でも何ヶ所か候補はあった。当日、来た学生は4名だった。普段から出席者5人の小人数の授業だが、この日はその中の一名から、来れなくなったという電話が入った。それでタクシー一台で行くことになった。運転手と相談して、まず右岸から入って、上津屋橋を渡って左岸にゆくコースにした。車は左岸で待機してくれる。
 まずは上津屋の渡しの目印のエノキを見た。次は石田神社遥拝所の大樹(これもエノキか?)。
あとはゆっくり秋の日を楽しんだ。




この明るい陽射しをあびる樹の梢の中には、
「世界」、というよりは
スズメたちがざわめいていた。狂騒的に
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実や種についてはヘッセも語っている(遥拝所)
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そして傷についても
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おだやかな秋
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