微妙な時期、微妙な野の色 (LumixGF3写真)

瀬谷こけし
 二時過ぎのわずかな時間だが、原っぱに行った。そこの草たちをもとに写真展を開かせてもらうことのお礼の気持ちでだが、行くのもほんとに久しぶりになってしまった。今年は十分に見ていない。観察もしていない。済まない気はするが、実際追跡していないと、たいしたことは言えない。それぞれの草の苦闘の経験がわからないのだ。やはり三日と空けずに行かないと、ほんとのことはわからない。実際、去年とは色々なことが違いすぎるのだ。葉の色が既に違う。同種のそれぞれの草の色の違いもあるが、踊り草の黄化が、今年は去年より早い。早く老いはじめている…。
 そして草の背丈が、今年の方が高い。だが毎日通っていないので、その積み重ねがよくわからない。そんなことを言えば、たまたま買ったカルロス・ボーネルの《ファンダンンゴ》というCDのせいで、わたしの音楽の趣味が少し変わっていってしまっている。バッハよりもパーセルの方が才能ある音楽家に見えてきている。どう退屈な日常と戦い、過すかということに、バッハは精力の大半を使っているように見えてきた。本質的な軽やかさも楽しさもパーセルの方に多分にある。そして、同時に、音楽の趣味が変わるということについてニーチェの語ったことが、大きな暗雲のように近づいてくる。ニーチェは、永遠回帰の思想の訪れの前に、前兆のように音楽の趣味の変化があったと言っていたのだ。人間にとって最も苦しいことは何だ、とふと考える。
 今年の八月下旬の原っぱのさま、その姿はこの写真にかなりよく写っているだろう。写真6枚。カメラはLumixGF3、G14mmレンズ。それだけ。



画像


画像


画像


画像


画像


画像









ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック