お月見・踊り・歌

瀬谷こけし
 次年度に向けてものを考えようとすると、結局今年の自分の経験からもっとも豊かな未来をはらんだことを探すことになる。今年も色々な授業を通して学生のみなさんの魅力的なレポートにたくさん出会った。忙しさもあって、わたしの第二ブログ「トポイポイねっと」に掲載をお願いできたものは多くないが、それでも何篇かのレポートは掲載させてもらうことが出来た。いろいろなヒントに役立ててもらえたらよいと思う。URLは:
http://blogs.yahoo.co.jp/nametokogenmai3gou 。
 それで、今年のわたしの経験のなかで、最も未来に富んで思えるのは、二風谷でのお月見の会だ。一昨年から、わたしは芭蕉に学ぶべく、お月見を心掛けている。はじめは一人で更級などに出かけたが、去年からは、小さなお月見の会を催すようにしている。中秋の名月、そして後の月。二夜の月という言葉があるが、月見は二度するのがよいと思う。今年は、中秋に二風谷でささやかな会を開いた。北海道の学生・卒業生、本土の学生・卒業生とわたしで、十三名、北海道・二風谷で、土地とひとと生活を感じ、そこに学びながらお月見をする、という会だが、今回残念ながらお月様とは出合えなかった。けれど多くの人に会い、再会することが出来た。一昨年の「地域文化演習・白老」の講師の先生方にもお会いできて嬉しかった。楢木貴美子さんからは「バッタ踊り」などをご指導いただいた。

  二風谷に善きひとと会う月見かな (拙句)

善意をもってひとびとが出会うことの豊かさ、それがそこで得たもっとも大きな手応えだった。それについては次のブログページをご覧いただければ幸いです。
http://25237720.at.webry.info/201210/article_2.html
 それにしても思うのは踊りである。疲れるほど、いっぱいに踊ると、何かがほどけて来る。「芸術環境演習・津軽」では、地元のグループから誘われて、「バーダラ(下山囃踊り)」をわたし(たち)は疲れ果てるまで踊った。すると、それを見ていたつがる市の踊りの「名人」の方が、わたしたち五人に、登山囃の踊りを教えてくれた。長いこと、実に懇切に。思いも掛けぬ出会い、そしてより深い学び(「やくざ踊り」なるものについてもちょっと知れた)。本気で取組めば、必ず開けて来るものがある。そんなことを信じて次年度も授業に取組みたい。今「芸術環境演習・沖縄」を組み立て中です。開講が出来たらぜひ多くのみなさんにご参加いただきたいと思います。



(これは『雲母』2012年12月号の原稿です)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック