伊豆大島 -- お月見と句会

瀬谷こけし
 今年の中秋の名月、お月見会は縁あって伊豆大島で催行しました。私にとっては40年ぶりの大島。高校のバドミントン部の連中と行ったのはいつのことだったか。荒れた火山岩の広がる山懐に感嘆したものです。
 今年は京都造形芸大の学生、卒業生の仲間と出かけました。宮澤賢治がここに農芸学校を創設しようとする伊藤七雄さんに招かれて、アドバイスをしたことが「三原三部」の中に読み取れます。賢治もこの島で月を見たのでしょうか。それはわかりませんが、彼がチヱさんに大いに心惹かれたことはわかります。そんなことも下の句の中には歌われています。
 大島ではグローバルネイチャークラブの方々に懇切なガイドをしていただきました。それで、島の風や、生命のことがよく分かるようになりました。

 お月見の翌日、元町の港の足湯につかりながら催した句会の詠句が以下です。とてもよい会になりました。





伊豆大島のお月見会 --元町足湯句会
            催行:二〇一三年九月十九日
                伊豆大島元町


父母のきっと見ている今日の月  章子

安らぎの森に満ちたり山の月     すみ

大島のけんじとあおぐ月うさぎ     和

月あかり想いを込めて手をかざす   智子

妖艶な月のしずくにこころ酔う   かずみ

草露に光うつして遊ぶ月       弥生

名月と大いなる島響き合い      雅子

虎杖(イタドリ)の根先も照らせ月雫    正恒





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