《秋の終り》

瀬谷こけし
《秋の終り》
 少なくとも京都の白川通りの紅葉は今日が一番美しかった。欅の並木も、黄葉した銀杏の並木も。それらがともに今日の雨と風に散った。その雨や風に落ち、道路の脇にうず高く蓄積している様も。秋の終り、これは美しい。今日がその日だった。今日の、多分ちょど昼ごろが。
 写真はやや遅くなった時刻。木々に残る紅葉と路肩にうず高く積もる枯葉の対比が、午後には逆転し、木々の葉が疎に見えるようになってしまった。
秋は終わった。もう秋を追い求めることはすまい。
 ---今年は。

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《道化師》
 「かかし」と言うより、道化師に見えた。場所は、知る人は知っているだろう。「原」とはいえ、「大原」よりは狭く、さびれたところ。しかし人は根強い。その執念。

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《落葉》
 そして大学では桜の葉が多く落ちていた。ほんとうは桜の落葉こそが秋の終りを告げているのだろうか。黄変赤変した桜は、いまだ葉も厚く、散ってなお美しい。だから。

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 昨夜は遅くまで李賀を読んでいた。

  拙詠:

>  氷雨降る。-
      汝(なんぢ)いふ甲斐もなき男なれば
         秋を追ふべからず





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