《風雅の師走》

瀬谷こけし

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 大掃除。例年のように「東北クリーンセンター」に壊れた家電製品や家具など、大型ゴミを持込んだ。

 来年は1月1日と朔日が重なる。といっても1月1日は新暦のことなのだが。それでも夜の暗さは感じられるか?

 芭蕉の句:
>節季候(せきぞろ)の来れば風雅も師走哉  (667) 元禄三年

 拙句:
>ゴミだしに出かけて我家も師走哉

ゴミだしをしてやっと師走つごもりを感じる。何せ昨日まで採点の仕事に追われていたのだ。



 そして芭蕉を受けてこの一句:

>乞食尼の来るや風雅の師走月

私の家には、この上高野に引っ越した時から、十二月になると毎年どこかから尼僧がやって来て物乞いをしてゆく。気がつけばいつも幾らかの金を包み、喜捨をしている。子供が家に居る時は子供にそれをさせた。尼僧はいつも短く家の繁栄を祈ってくれる。今年はその尼僧にまだ会っていない。出かけている時に来た、ということもあるのだろう。

 ともあれ私は、芭蕉の風雅の概念の拡張を継承したい。風雅は、芭蕉によって、芸能民の技にまで拡張されたのだ。おなじように、乞食をする僧尼にもそれを見ることができるだろう。

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