2014年05月16日 《うつし世のみどりの爆弾》 草木虫魚 みどり 写真 梶井基次郎以来、文学者はだれも爆弾を作らなくなった。発見しなくなった。少し視野を広げれば岡本太郎爆弾というものもあるだろうか。一応あるとしておこう。だが岡本爆弾も古びた。 今日私が見出したのはまずは緑の火炎土器だった。ああ、これならその気にさせるというものだ。土器を作ってみよう。そんな気になる。 そしてそれから緑の爆弾。みどりはみな太陽を向いている。みどりが滅びれば人間もたちどころに滅びる。彼らは、彼らこそ、この世のまことの爆弾なのだ。
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