《浅川マキの「少年」》

瀬谷こけし
 きのう、浅川マキの「少年」が、なぜか心に浮かんできた。いろんなことがからまっているんだろう。ひとつはその二日前にみた日没。愛宕山へ沈んでゆく陽をずっと見ていたこと。またその次の16日に授業で学生たちに見せた「嘆きの天使」のビデオ。そしてこのところふと読み始めた「ディオティ-マの手紙」。そしてヘルマン・ヘッセの故郷についての思索もからまってきているだろう。ヘッセの、「故郷はここやあそこにあるのではない。故郷はお前の中にあるのだ。さもなければ何処にもない」(Heimat ist nicht da oder dort. Heimat ist in dir innen, oder nirgend)。ヘッセのこの強い思想。厳しい思想だがひとを解放させる思想でもある。いずれわたしはこれについてもう一度述べよう。これを福島の人たちにも語りたい。
 浅川マキの「少年」という歌も、本質的には、この「わたしの内にしかわたしの故郷はない」という真実を歌ったものだ。そのつらさ、切なさとともに。


少年
(浅川マキ、作詞・作曲)

夕暮れの風が ほほを撫でる
いつもの店に 行くのさ
仲のいい友達も 少しは出来て
そう捨てたもんじゃない

さして大きな 出来事もなく
あのひとは いつだってやさしいよ
何処で暮らしても 同じだろうと
わたしは思っているのさ

なのに どうしてか知らない
こんなに 切なくなって
町で一番高い丘に 駆けてくころは
ほんとに泣きたいぐらいだよ

真っ赤な夕日に船が出てゆく
私のこころに何がある


https://youtu.be/vfkqfQZyfiw



少年
EMI MUSIC JAPAN INC.
2011-06-15

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック