《久高島お月見@徳仁港、ピザ浜&交流館》

瀬谷こけし
 9月8日の夜のこと。9時から徳仁港の方へいって造形大のお月見会をした。テーブルにススキを立てるだけ月見らしくなる。10時半ぐらいまでそうしていただろうか。そこでまず一次会を解散した。それから希望者で「イシキハマ」へ。行った所はどうやら「ピザ浜」と呼ばれる磯浜だった。ちょうどベンチのような場所があってそこで六人、長いこと座って、月光に照らされる磯浜や海や白波を見ていた。白波は環礁に波が押し寄せてできているように見えた。そうして長いこと見ていると、月光だけでひとも物もはっきりと見えて来る。時々雲が懸かるが、そんな空の様子も波や浜を見ているだけで分かる。皓々たる月光。仲間のひとりの女性が腕輪の石にこの明るい月のあふれる力を入れようと、月にかざした。
 こうして真夜中、12時ぐらいまでお月見をした。これが二次会。ここでもお酒(泡盛)を飲んだ。まあ、ほどほどに。
 それから宿舎の交流館に戻る。戻ると玄関の前の所に若い地元のひとが三人座っていた。わたしを待ってくれていたのかもしれない。なかのひとりには昼間「イザイホー資料室」で祭や今の研究状況などについて説明をしてくれて、そして少し議論もした。きっとその議論がまだ物足りなかったのだろう。島の人の気持ちと、島で文化事業(映画作りなど)をしようと本土からやってくる人々の気持ちとのギャップ。深刻な問題だ。それに彼も当事者として深く悩んでいるようだった。「激論を交わしていた」とわが友人はあとで造形大のメンバーに説明していたようだ。深く、真剣に語るほど事柄が明確になり、自分の立場を自照させ、そして自分の新たな方向の基点を見出しやすくなるものだ。そんな議論の場を、この名月はわたしたちに与えてくれた。そしてそんな中で、わたしは新たに島のひとりの若者の姿に気づいた。別の所でも少し語ったが、彼はひとりの音楽家として、島の人々のこころを十分に背負って立って行くひとだと思う。名月は、十五夜は、いのちを誰かある人に委ねる機会になるべき時でもあるのだ。

ピザ浜で
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真夜中
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皓々と、白い月
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帰路
漆喰の白い屋根は十五夜にうってつけだ



  


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