《Web百首3「コスモスの花」》

瀬谷こけし


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 「コスモスの花」 八首



○飯館村は廃地廃寺の廃村といふ亡国の徒の汚染土の山

○わが耳に音してものの聞こゆるは「ひとすべからく寛(ゆるやか)であれ」

○わが仕事の比喩のごときか秋の日の草湧くばかり咲くコスモスの花

○宮柱底つ磐根に固く据え常世を恃む代も過ぎにけり

○「搏風」をちぎと訓むらし空をゆく風を平手で搏ちまた縛る

○大屋根のきしむ音にぞ驚きぬ真夜まで消えぬ経を読む声

○飛騨のもみぢの真っ赤なる荘厳のなかわがむすめ子の生まれしことを

○ホテルのコックだったを売りにするコロッケ屋二度購ひてその後行かず





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