《建仁寺・両足院》

瀬谷こけし

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 15日(10月)、建仁寺の両足院で日本歌人の秋の吟行歌会が行われた。それに加わっていたのだが。
 建仁寺にはそもそもほとんど行ったことがない。銀閣寺には好きでおそらく百回以上行っているので、好き嫌いがずいぶんはっきり表れているものだと思う。今回また数年ぶりに建仁寺に行ったが、境内をまわっていて感じたのは、鎌倉の円覚寺などの禅宗寺院と、窓の作りなど、造形意匠がよく似てるということだった。京都風というよりはむしろ鎌倉風の寺に見えたのだ。栄西についてもたいしたことは知らない。「(正法眼蔵)随聞記」に出てくる白毫の話ぐらいしか知っていることはない。
 回っているとひとつ檜皮葺の大屋根をもった建造物があった。大事にされているお堂なのだろう。時間がなくて中を拝観させてもらうことはしなかったが。この檜皮の屋根が何よりも面白かった。
 両足院には襖絵があった。中央の獣が虎なのか龍なのかも判然としなかったが(竜にしては口が長く描かれてない)、どうも何ともよくわからない絵だった。三酸図というわけでもない。いや、皆が世の中を酸っぱいものだと思っているのは間違いないのだが、どうも清潔な服を着て暮らしているだけでも裕福なものだ。昨日エッカーマンの『ゲーテとの対話』の中のエッカーマンの自伝を読んでいたが、彼の極貧の暮らしからの成長の様はリアルでとても心を打つ。内発的発展という概念が成立するとしたら、まさに彼のような人生のうちにこそその本質を読み取るべきだろう。ゲーテも素晴らしい。わたしもエッカーマンのような確実さが自分の内にあるのかどうか、きちんと点検してみたい。

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