《お月見会 夕食はレストラン・ヴュルツブルクで》

瀬谷こけし


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 10月4日のお月見会、見学先を膳所の義仲寺にしたので、それではということで夕食はレストラン・ヴュルツブルクにした。簡単なセット料理とビール。最初の乾杯は、飲める人はみな名産の白ビールにした。---以前飲んだことがあるかもしれないが、味はすっかり忘れていて、新鮮でとても美味しかった。材料に小麦を(大麦でなく)50%使っているのが特徴だということだった。コクが強いわけではないが、透明でフルーティーですっきりした飲み味が、とても美味しかった。その後12度のビールとか、オールドタイプのビールとかもいただいたが、12度のビールというのはとりわけ美味しかった。料理もサラダから始まってどれも美味しかった。途中で遅れてきたメンバーが加わったり、月見のための外に出たメンバーなど、出入りしながらで、わたしも途中で外に出て、月を見て、そしてかなりいい加減な『琵琶湖周航の歌』を歌いながら輪になって踊ったりした。『琵琶湖周航の歌』1番2番4番6番は歌詞を完全に覚えているはずだった(一年の時クラブで覚えさせられた)が、酔いのせいか記憶力のせいか、1番以外はかなりうろ覚えになってしまった。2番は何とか思い出せたが、4番は出だしが浮かばず、6番も歌詞の一部が分からなくなってしまっていた。それでも数人で踊っていて、だれかがマチスの『踊り』のようだと言っていて、それがすっと心に入った。

 そうして踊っていると、一番遅れた二人が到着して、皆で歓迎。そしてその後しばらく談笑してから句会。それは以下だ。俳句というより酔歌だと言われるかもしれない。そこはそれ。「マチス」も吟じてくれた。




   ◇  ◇  ◇

みづうみに光を映す月見会  鯨月
琵琶湖畔淡く大きく月上がる  章子
しなのでもびわこにうつる月姿  なごやか
友が待つ月追いかけて琵琶湖へと  智湖
苅安の色思い出しおきな堂   わこ
琵琶の月唄い踊るよドイツビール  もえ
食と月湖畔に集う仲間たち   一美
染まりゆく名月眺む湖畔かな  伸月
酔面に思い出照らす月あかり  月純
月ひとつ共にみる人のいるこころよさ  月絵
琵琶湖畔パステルの空淡い月  雅子
満月にマチスのような踊りの輪  すみ



追記:
今回はとても開放感のあるお月見会だった。初回の深川芭蕉庵近くでのお月見会と同じように。わたしがこの「お月見会」に期待していたのはこのアジールのような解放感だったと、わたしは久しぶりに思い出した。名月が作り出す解放された空間。---そしてこの解放性、それは私が地方開講の地域系科目で創り出したいと思っていたことと同じだった。ひとは、日々決まりに縛られてその解放性を忘れてしまっている。このような旅を私に教えてくれたのは沖浦和光さんだった。沖浦先生が与えてくれたものは、私の中で途轍もなく大きい。



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