《十二ヶ岳へ下見》

瀬谷こけし

 車で十二ヶ岳に行ってきた。必ずしも登るつもりで行ったわけではなく、山の様子を見に行ったという方が正しい。義父から譲り受けたテリオス・キッドで行ったのだが、普段乗り付けていないのでシャベルが積んであるか、鉈やノコギリが積んであるかわからぬまま、だから多分ないだろうという前提で行かねばならなかった。いくら近くから雪は見えないといっても、日の当たらぬ路面には雪が残り、他方轍は抉られていて、車が底着きして亀の子状態になってしまえば、シャベルで底の雪を掻き出さない限り抜け出せない。何度か底づきはしたが車が動けなくなるほどではなかったのは幸運だった。もっとも、新しい轍の跡があって、今日通った車があるのは分かっていたので、それと同じ道を行く限りまずまず無難だった。登山口までは無難に着いた。だが、出かけたのが遅かったのと、クマの密度の見当がつかなかったので、登山道を登るのはやめた。片道2,6kmだというから、歩いて一時間ぐらいだろう。

 歩いて登るのはやめて、この山周辺の道路の通り方、状態などを確認することで今日はよしとすることにした。そこからはほとんど同じ高度で山を巻くように林道が走っていた。まずはそれを走る。わたしは瓜田から入ったが、このまま行けゆけばきっと折敷地からの道路に出る。そこまで道がつながれば、この山の林道の様子が大体わかってくる。

 だが、折敷地からの林道との分かれ道に出る前に、左手に山を登ってゆく道があり、轍跡もそちらに登っていたので、それを辿ることにした。右手に乗鞍が見えたりするのは橋本繁藏さんに連れて行ってもらった道とよく似ていた。やがて道の先に一台の車が止まっていて、そこから先もう轍跡はなくなっていた。木を伐採するチェーンソーの音が聞こえた。よく聞くと三か所から音がしていた。車を見ると森林組合の車だった。右手に穂高連峰がみえ、そして槍ヶ岳が見えた。まずはここまで来れたことでよいとしようと思った。その後は折敷地方面に向かって道をたどり、それから分かれ道で左手の上り道の方に入り、先まで行ったが、通行止めのチェーンにさえぎられて、引き返した。そこからは飛騨天文台の方の山が見えた。また下って分かれ道に戻り、折敷地に向かったが、道が少し急勾配になっていたのと、轍の跡が消えていたのと、そして時刻がもう三時になっていたので、ここまでで引き返すことにした。あとは写真を撮りながら、もうわかった道を帰るだけだったので、心配もなかったが、最後に瓜田に下りる道の手前に左に下りる道があったので、そちらに入ってみた。通る車もないような道だったが、無事下まで下りれた。着いたのは根方という集落だった。ここも(瓜田と同様)山口に神社があった。根方は瓜田のひとつ東の集落だった。最後は瓜田の山口の神社でお礼をして帰った。


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