《第44回春季創画展をみてきた》

瀬谷こけし

日々巡る 杉本智美
画像
第44回春季創画展 2018 絵葉書より



 時間の余裕がないのでごくあっさりと感想を記す。春季展賞の中では岸本智美の「日々巡る」に一番魅力を感じた。それは何よりも左手中央上部に、沼なのか池なのか何にせよ草花のない空いた空間が描かれていること。この空白の効果がすばらしいと思った。一般の部の中では以下のものに感じるところがあった:(あいうえお順)石原貴暉「挽歌」、入江俊平「榕樹」、大森正哉「明けゆく孤高の」、奥村美佳「丘」、菊地将宗「麗らか」、小島憲二郎「忘れもの」、小山大地「旅の行方」、佐伯浩「寂夜・木立を抜ければ」、鈴木夏江「午後の一時」、田口亮一「渓声」、波賀野文子「めざめ」、藤原玲子「鎮魂」、前川祥子「春情の庭」、松井周子「風の錦」、宮田千穂子「眠り」、森田郁子「処-曲がり」、山崎ゆう子「夏咲く」等である。感じたところはそれぞれ違う。とりわけ奥村の「丘」は、何ともない田舎の畑地の丘のそこここにぽつぽつと桜の咲く情景を描いており、田舎に訪れる桜の花のごくごく自然な魅力を描いていて好感を持った。
 会員の部では浅野均「夕照の記憶」、石股昭「葉の詩」、松本祐子「真白き花」、吉川弘「RiverView」などに惹かれた。浅野作品は黒の単色の魅力を感じさせた。石股作品は雑草のような葉のたっぷり感が魅力的だった。松本作品は白い花の際立った清楚さが魅力で、吉川作品は箔を貼った上に墨で描いているのだろうか、川の表情の豊かさに見飽きぬ思いがした。
 

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