《「テネシーワルツ」「いつも何度でも」など》

瀬谷こけし

  近々出版される予定のある本のゲラ刷りを読ませてもらっていた。読み終わると、なぜか、どこからか、「テネシーワルツ」の歌が聞こえてきた。その本に出てくる人が、多くアメリカの香りのする方々だったからかもしれない。そして、それが大事な人との別れの歌だからに違いない。---「テネシーワルツ」をわたしは一度もまともに聴いたことがなかったのだが。どこかに「I remember …」という歌詞が出てくることぐらいしか知らなかったのだが。

「テネシーワルツ」、パティ・ペイジ(Patti Page)の歌で。
https://youtu.be/VJ4g78BfsOw




 そしてもうひとつ、これは映画『千と千尋の神隠し』のテーマ音楽としか知らなかったのだが、「いつも何度でも」という歌にたどり着いていた。作詞は覚和歌子、作曲が木村弓だという。特に気にしたこともなかった。だが、この歌をとりわけナターシャ・グジイ(Nataliya Gudziy)の歌で聴いてみると、この歌濃密にニーチェ的な歌だということにすぐに気が付いた。絶望の先に«(War das das Leben?) Wohlan! Noch Ein Mal !》 (よし! もう一度!)と歌うニーチェの思想に、そして「輝くものはいつもここに」という歌詞からは、「(星の)彼方のあの世」に夢を掛けないというニーチェの思想に。
 映画はまだ通して観たことが一度もないのだが、この主題歌については、日本の詩歌の歴史の中で記念碑とすべきものの一つであることをわたしは疑わない。特に福島原発事故を経験した日本の精神の。(---繰り返すあやまちのそのたび---)
 木村弓の歌で、そしてナターシャ・グジイの歌で。

https://youtu.be/9O4SMw_8Om0




https://youtu.be/d4Kijkkz4f0?t=5m25s
(歌は5:25から)



https://youtu.be/xQJog0rs7Eg




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