《一日中》

瀬谷こけし

7月9日の高野川
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別の流路ができていたことにこれまで気づかなかった


 一日中ひとつのクラスの期末のドイツ語の採点と評価をしていた。簡単に採点できる問題にしたつもりだったのだが、後半に自由度の高い問題を出したところ、ありうるいろいろな状況を想定して採点していると、予想もしなかった答えも正解にしなければならなくなってとても時間がかかってしまった。一日中一歩も家の外に出ていない。保冷剤をタオルで首に巻き付けたりしてそれなりに節約を考えてやっていたが、時々はクーラーを入れる。昼間はすっきりと晴れて、意外と気持ちが良かったのだが、部屋を閉じ切ると空気が悪くなり気分はよくない。今日ぐらいなら風通しの良い部屋で仕事をしていれば汗をかきながらでもやれないことはなかったと思うのだが、書斎の通気性が悪く、クーラーの使用もやむを得なかった。試験の方は60点満点中30点未満が2名だけという全体なかなかの好成績で、下駄をはかせても履かせなくても学生の合否は変わらなかったのだが、結局平均成績が68点程度になるように、下駄をはかせた。これでまずまず妥当な評価になったと思う。最高点は95点。

 明日もまたドイツ語の採点になるが、そちらはニーチェのある詩(「名声と永遠」1)を訳せという課題で、こちらはドイツ語を正確に読解するためのポイントを幾つか決めて、その正否によって評価を出すことになる。主語に関して「所属の3格」(Dativ des Zubehörs)が使われる例は入門文法・初級文法では出てきていないのだが、任意添加語としての3格の性格が掴めていればできるはずのことで、次週の授業ではそのへんの文法を上級の文法書から説明と例文を引いて教えておこうと思っている。こちらの「ドイツ語応用2」の授業は、最初の受講登録者が最後まで一名も減っていない。ドイツ語の文章を正しく読解する訓練を積んでゆきたいと希望する学生がちゃんといるということだ。テキストは『ツァラトゥストラはこう言った』(KSA版)を用いている。テキストの魅力ももちろんあるのだろうけれど。


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