《野バラとともにオルタ村》

瀬谷こけし

 3年前の3月9日、ホテルへの帰路暗い道を歩いていて、コートの右腕あたりを何かに引っ掛けてしまった。多分バラの棘。表地が軽く薄い生地だったので簡単に破れてしまった。セロテープでも貼っておけば実用上大した問題はないのだが、しかし北イタリアの田舎町ではセロテープをみつけること自体が難しい。ともあれそれ以外は問題もなく、ホテルに戻りついた。到着は夜の7時ぐらいだった。

 翌日軽く朝食を済ませて、同じ道をたどってモンテサクロへ向かった。野バラをみつけた。そしてその野バラは山の方から湖の方になだれ落ちるように連なっていた。もっとも、今は舗装道路によって(州道229号線)そのなだれ落ちる姿は想像するしかないが、道幅ニ三メートルの馬車道しかなければそうとう悩まされていたことだろう。

> Und voll mit wilden Rosen, hänget...

というヘルダーリンの詩の[hänget]の意味が何となくつかめた感じがしたのだ。多分ボーデン湖の湖岸にもそういう雰囲気の所はあったにちがいない。

 オルタの村の家々も、湖への傾斜の中に何かにひっかかって支えられている。


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