《小橋 京都古知谷》

瀬谷こけし

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 こんな詩を思い出した。

> Und über einen Bach gehen wohlgebaute Stege.

 ヘルダーリン(Hölderlin)の「春」(Der Frühling)という詩の終結行だが、この詩は大学一年の時から好きだった詩だ。1828年5月の作だと今ではわかる。主語(wohlgebaute Stege)は無冠詞の複数で、必ずしも多くの橋を目にしながら詠んだ詩ではない。

 一昨日、玉子を買いに大原にバイクで行って、この上なく爽やかな空気を感じて、その空気を失いたくなくてヘルメットのバイザーを上げてゆっくりと古知谷まで走った。その帰り道、ささやかな小橋を見つけて、このヘルダーリンの詩が思い浮かんだのだ。「Stege」は小さな橋のことだ。人々の普通の生活の中のありがたい橋。ヘルダーリンが目にしていたことが何かよくわかる詩だと思う。(ヘルダーリンはベートーヴェンと同年の生まれ。そう考えると時代が掴みやすくなると思う)


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