《西垣正信クリスマスリサイタルに行ってきた》

瀬谷こけし

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 彼の音楽、彼の演奏については、その精細な技をはじめ、調べれば数々の賞讃が適切になされていることと思う。音の出し方の多彩さについても驚くばかりのものを示してくれた。ギター一台でオーケストラに匹敵する音響空間を作り上げようとするのだから、当然多くの超人技が要求されるだろう。『ラプソディ・イン・ブルー』の演奏など、まさにそういうものだったのだ。 だが私が驚き、またこころに残ったのはまたもうひとつ違ったことだったのだ。朗読の合間に二曲目に引いた曲、彼がスカルラッティ(ドメニコ)を弾くとは思っていなかった。私の記憶に間違いなければK.491のニ長調の曲。彼はスカルラッティのこの曲から、わたしの思いもしないものを引き出していたのだ。それは誤解を恐れずに言うならば暗さ。スカルラッティにわたしは天上に抜けてゆく狂気を感じることはしばしばだが、彼の曲に内的な暗さを感じることは全くなかったのだ。だがこの曲の後半から西垣さんは底知れぬ暗さを引き出して見せたのだ。こんなことはスカルラッティの演奏史上にないことではなかっただろうか? この演奏にわたしは西垣さんが本物の音楽家であることをはっきりと聴き取ったのだった。媚びない、迎合しない。純粋な音楽への献身だけで演奏する演奏家。どれだけ稀になったことか。
 演奏曲目にラインハルトの「雲」があった。そこで今日の夕空の写真と、会場の京都文化博物館別館ホールの写真。

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