歌劇『カルメン』のハバネラ(Habanera)

瀬谷こけし
 昨日ビゼーのオペラ『カルメン』の対訳本が手に入って、話がだいぶ細かく分かるようになった。カルメンの歌う「ハバネラ」(Habanera)の思想はなかなかいい。


> L'amour est enfant de Bohême,
> Il n'a jameais connu de loi;
> Si tu ne m'aimes pas, je t'aime;
> Si je t'aime, prends garde à toi !
(『ビゼー カルメン』、オペラ対訳ライブラリー、音楽之友社)

同書の安藤元雄氏の訳がやや強すぎるように思うので、訳は拙訳で紹介する。

> 恋はボヘミアンのこども、
> 法律なんかまったく知ったことじゃない。
> あなたが好いてくれなくても、わたしから好きになる、
> わたしに好かれたら、用心しなさいよ!

最後の「用心しなさいよ!」のところ、自分の心をしっかり油断なく見張っていないと、わたしに惚れてしまって、取り返しがつかなくなるよ! という警告。自分自身に気をつけておけということだ。
 こんな表現、メリメの原作にはないが、なかなか上手い台詞まわしだ。「ボヘミアンのこども」ということは、国をもたず、掟も知らないということ。それほどの自由。カルメンをその自由の体現者として描く。


Maria Ewing:
Georges Bizet Carmen PART 4 of 20 (Habanera: L'amour est un oiseau + Carmen, sur tes pas)
http://www.youtube.com/watch?v=PqLttInpJCg&feature=share&list=PL4FEAF05D7E2B4AD9


Maria Callas
Maria Callas sings "Habanera" from Carmen
http://youtu.be/mkcz3z-GZj8



ビゼー・カルメン (オペラ対訳ライブラリー)
音楽之友社
安藤 元雄

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ビゼー・カルメン (オペラ対訳ライブラリー) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




"歌劇『カルメン』のハバネラ(Habanera)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。