《樹の上に止まる鳩たち》

瀬谷こけし
《樹の上に止まる鳩たち》(公園での手記)
2016.3.4 15:39 ローマ

 V(ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世)公園の樹上の鳩。
 ベンチの人が食べ終わったとみると一斉に飛び降りてくる。食べかすや食べ残しをつつきに。
それに二三羽スズメが混じる。

 きのうエトネア通り(シチリア、カターニア市の目抜き通り)西奥の公園で、昼にチーズケバブを食べてから、ケバブ料理のファンになった。野菜が多く、肉も十分あって、炭水化物は少ない。一つで、バランスのよい食事ができる。昨日は4ユーロ、今日は3.5ユーロ。量は昨日の方が三割ほど多く、満腹した。物価はカターニアの方が1~2割安い。ローマでは1ユーロ標準のカフェ(エスプレッソ)が、あちらでは80~90セント。 味もわるくない。

きのうベッリーニ広場で、たぶん食べ残しか、売り残しのピザパンを、数センチにちぎりわけて、鳩にやっている80がらみのおばさんがいた。厚いメガネをしていた。「いいね」をすると、気が合って、ひとしきりイタリア語で話してくれた。ここの鳩が飢えず、元気でいることがうれしくて、毎日こうして持ってきてるんですよ、と、そう言っているように感じた。パンは、たぶん毎日一枚、自分で買って、やっているのだ。子供みたいなものだと、そう言っていたかもしれない。むしろこがらで細身のおばさんだった。
 鳩はカターニアのベッリーニ広場にも、このローマのヴィットーリオ・エマヌエレ広場にもいる。もちろん前者ベッリーニ広場ほ方がはるかに立派な場所だ。今日はベッリーニをYouTubeで聴いてみよう。

 ローマでは宿の近くのV・E公園が、私のいちばんいやすい場所になった。割と下町にある。そして、カターニアでも、はじめに迷っていたとき、V・EII通りを探して、それを人にたずねて、教わった。そして駅前の方までまたもどりつつ、はじめてまともな道に、地図に太字で載っている道に、就くことができたのだ。
その守護? 
この「聖人」とも縁ができたように感じる。


 これから、ワインとチーズと、そして少しのつまみを買いにSmaに行く。この公園でも、カターニヤでも、少し日本人を見る。在住者と観光客と。カターニアではさすがに在住者はみかけなかった。日本人は、とくに若い女性は、少しいいファッションをしすぎている。---それだと、メインストリームの中しか歩けない。それではつまらなかろう。





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公園には遺跡もある
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桜も、南国の木々もある
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今日のケバブ
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樹上の鳩たち
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あらかた取りつくして、なお残りを探す鳩たち
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もう食べ物がないと判断するとまた樹上にもどり次のえものを探す



注:
カターニャ市のエスメラ通りは目抜き通りなので、だいぶ端の方まで行かないとケバブを売っている店はない。3月3日は西の相当端の方まで行って、昼食にした。




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