テーマ:祭の晩

宮沢賢治と貨幣 ---『祭の晩』

 宮沢賢治は貨幣に大いに魅せられていたひとにみえる。「貨幣」というより、むしろ「通貨」と言った方がよいのかもしれない。要するに、価値の抽象的な単位が存在し、それが広く流通しているという事実に。質の差異をもたず、ただ量の差異しかないそういう価値の評価方法のことだ。だがここで直ちに一言挟んでおかなければならない。賢治はそういう貨幣なるも…
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