今日演奏した二つの曲について紹介しておきます

瀬谷こけし
 その二曲とは、カールハインツ・シュトックハウゼンの『七つの日より』(Aus den sieben Tagen)の中から、「正しい長さ」(Richtige Dauern)と「強さ」(Intyensität)です。まず「正しい長さ」:


正しい長さ

音を一つ弾け
それをいつまでも弾け
止めなければならないと感じるまで

音を又一つ弾け
それをいつまでも弾け
止めなければならないと感じるまで

そのように続けよ

止めよ
止めなければならないと
感じたら

しかし弾くか止めるかは
いつも他を聞いて決めよ

人が聞き入る時には
もっとも良く弾け

試してはならぬ

(篠原真訳、ユニバーサル出版より)


RICHITIGE DAUERN

Spiele einen Ton
Spiele ihn so lange
bis Du spürst
daß Du aufhören sollst

Spiele wieder einen Ton
Spiele ihn so lange
bis Du spürst
daß Du aufhören sollst

Und so weiter

Höre auf
wenn Du spürst
daß Du aufhören sollst

Ob Du aber spielst oder aufhörst:
Höre immer den anderen zu

Spiele am besten
wenn Menschen zuhören

Probe nicht





強さ

一つ一つの音を弾け
心を込めて
おまえから発散する
暖かみを感じるまで

弾き続けよそしてそれを保て
できる限り長く


INTENSITÄT

Spiele einzelne Töne
so hingegeben
bis Du die Wärme spürst
die von Dir ausstrahlt

Spiele weiter und erhalte sie
solange Du kannst

(Universal Edition UE 14790 E)




 曲は以上。上記の指示に従って、そして音が生きているそのリズムを聞いて、それをしっかりと生きさせてゆくように演奏する。

 曲「強さ」のポイントは、「暖かさ」を感じること。自分自身から出る暖かさを感じること。それを、音として、どんな場面にももたらし、届けられるように。音への献身。火の海のなかへもその暖かさをとどけられるように。


 曲「正しい長さ」のポイントは、猶予のない今において演奏すること。試しに何かをしてみるということの絶対に許されない時間の中で、正しい音を正しい長さで演奏すること。何が正しいかは、生きている音の生命(=リズム)そのものが教えてくれる。その生命から耳を離さないこと。

 今日は十分いい演奏が出来たと思う。パリ・グループよりは十分にいいはずだ。




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