こんな緑もきれいだ (横高山の緑--- Lumix GF3)

瀬谷こけし
 こんな緑もきれいだ。これも昨日の写真で、山は横高山。


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こんな緑を心の中にもっていられたら、きっといつでも爽やかさを思い出せるだろう。

 今日は、芭蕉の弟子の路通の作品をさがして、『芭蕉七部集』を見ていた。もっとも路通らしい句はこれだろうか。

  きゆる時は氷もきえてはしる也 (955)

という句。『阿羅野』巻之七、「述懐」の中の句。
 「艸庵を捨て出る時」と詞書があるが、なくてもよい。精神の走り行く素早さ、迅速さ、潔さが見えればいいのだ。
 路通のような弟子がいたらどうしようか、というのが考えることの一つだ。

 もう一句上げれば、

  蜘の巣の是も散行(ちりゆく)秋のいほ (939)

の句。上掲同書同巻「旅」の中の句。住むことの無常を蜘蛛の巣にまで見て取るところが秀逸で、みずから僧形乞食(こつじき)をしていたというからには、貧に生きてゆく実力はあったのだろう。だが同時に、乞食のいかがわしさにも染まっていたのかもしれない。それなしには乞食も成り立たないのではないか。芭蕉に、草枕まことの華見しても来よ、と言われるのである(『芭蕉俳句集』615)。
 『芭蕉七部集』に収められた他の句を見ても、上に引いた二句にしても、どこか仏教思想の教条を楯にしているようで、さらにあと一歩の研ぎ澄ましが足りない。感覚と人生の研ぎ澄ましが足りない。身を削ぐようなつきつめと、そして乞食のまことが必要だったように思う。






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