折口とは何だったのだろうか?

瀬谷こけし
 気にかかる。「きずつけずあれ」のさびしさ。


>   きずつけずあれ

>わが為は 墓もつくらじ---。
>然れども 亡き後(アト)なれば、
> すべもなし。ひとのまにまに---

>  かそかに たゞ ひそかにあれ

> 生ける時さびしかりければ、
> 若し 然(シカ)あらば、
> よき一族(ヒトゾウ)の 遠びとの葬(ハフ)り處(ド)近く---。

> そのほどの暫しは、
> 村びとも知りて 見過し、
>やがて其(ソ)も 風吹く日々(ヒビ)に
>沙山の沙もてかくし
>あともなく なりなむさまに---。

> かくしこそ---
> わが心 しずかにあらむ---。

>わが心 きずつけずあれ

  (昭和21年2月初出、『近代悲傷集』所収)


 何なのだろう、このさびしさ…。「くだけしもののひびき絶えせぬ」という山中智恵子の歌が反響して来る。 



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思ひ出(い)でて霜夜の花の魂(たま)むすびくだけしもののひびき絶えせぬ
     山中智恵子『虚空日月』「(王+必)」



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