雲よむかし……(窪田空穂記念館に行った)

瀬谷こけし
 昨日は大学での用事が終ってから、十三夜の月を追って、飛騨に向かい、真夜中近くに霧の野麦峠を越え、水殿ダム近くのパーキングにたどり着いた。そして今朝は窪田空穂記念館を探し、生家と記念館ともにたっぷりと味わい、窪田の言う地方の文化の力というものを十分に感じてきた。ほぼ二時間ぐらいそこにいた。
 わたしの一番好きな歌:

> 雲よむかし初めてこゝの野に立ちて草刈りし人にかくも照りしか

この歌の自筆の軸も見ることができた。
 窪田の生家は、強く確かな精神によって、土地の人々の軸となるようなものであっただろう。わたしは、まだとても言葉ではいえないが、その強さのありかたを、いろいろな形で感じてきたのだった。
 懇切な応対をしていただいた。
 わたしも、歌づくりの世界の末席につらなり、日本歌人に属している、と、問われるままにみずからの身のありかを伝えた。



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十三夜
(道の駅 風穴の里)

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ここの野に立ちて

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記念館

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生家

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衝立

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床の間のしつらえ
軸は「槍ヶ岳…」

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フジバカマ

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「雲よむかし……」









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