大きく空に広がる

瀬谷こけし
 東京外苑前キャンパスで5月9-11日の三日間、哲学の講義をして来た。毎年授業の組立てを変えていて、結局今年は贈与の問題についてはあまり入らず、人はどう生きるべきかという基本問題の方向で授業をした。三日目の宮沢賢治に関しても、「祭の晩」「虔十公園林」などには触れず、「なめとこ山の熊」だけを取上げた。代わりに賢治の聴いた音楽については少し触れたが。
 この何年か、授業の後、以前の教え子が何人か集まって、散歩をして、食事をして、句会をして、などをしてくれている。今年は13人も集まってくれた。とても有り難いことだ。東京は東京で、活発な活動をしている学生、卒業生が少なくない。そちらのことにはわたしはかなり疎いのだが。
 散歩も句会も楽しかった。

 途中こんな樹があった。大樹といってよいほど、大きく、空に枝を葉を広げている。これほどのびのびと枝を広げた樹を見たことがない気がする。樹種はたぶんケヤキ。もちろん大きくなる樹だが、この樹はまだそれほど幹が太くない。スマートな幹が抜群のバランス感覚で枝を大きく広げている感じだ。問題なく育てばいいのだが。ずっと気にとめておくようにしたい。四ッ谷駅の近く。



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