《雑草と空 2011年10月25日》

瀬谷こけし

 ススキの穂が開き始めたこんな瞬間はこの時初めて見た。その後もあまり見た記憶がない。穂の色の赤さが鮮明だ。そしてその出始めた穂に容赦なく絡みつく葛のつる(蔓)。それは無情にして無慈悲なものだ。無明がこの生き物の世界の源にあると釈迦ならずとも感じ取ることができる。時刻は午後の4時過ぎ。空も激しく動く。


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