テーマ:ドゥルーズ

《Niel通り84番パリ》

 このときわたしは彼が引っ越しをしたということを知らなかった。知っていたら朝から訪ねていただろう。この旅行の最大の目的は彼にわたしもかなりのページを書かせてもらった『人間の美術』第7巻(学研)をお渡しすることだった。健康上の理由で第8大学を辞めたことは風の便りに知っていたが、引っ越しのことまでは知らなかったのだ。そし…
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《[Conliquidation](共液状化)という概念は作れないだろうか?》

『ミルプラトー』の中でドゥルーズ(とガタリ)は[consolidation]という概念を提出している。「共固体化」とでも訳せるのだろうか。手持ちの日本語訳では「強化」と訳しているようだが、今一歩分かりにくいと思う。それは、アトリなどの鳥が他の鳥の鳴き声をどのように利用して互いの鳴き声の堅固さを高めてゆくかという問題の…
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《シューマンのチェロ・コンチェルト、OP.129》

Steven Isserlis - Schumann Cello Concerto Op. 129 Complete https://youtu.be/7tm45E8kOR0  ドゥルーズ(とガタリ)は「リトルネロ」の章ないしは地層を”シューマン”の語で終える。彼(ら)が念頭に置いているのは《チェロ・コンチェルト…
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《まさにそのことが聞きたかったのだ》

写真はウドのCD『パニックプレジデント』のカヴァー写真  昔フランス政府の給費留学生試験を受けて、一次試験は何とか通って、東京でその二次試験(最終試験)を受けたのだが、そこでその国の面接官に最初にきかれたのが、「あなたは大学で生物学を勉強している。そして大学院でニーチェを研究しているが、あなたは優生学的な思想を…
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《ドゥルーズ・ひとつの出来事の哲学》

 小沢秋広氏の訳したこの本は1999年12月9日に買って、そのまま本棚に置きっぱなしにしていたものだ。今日(2015年12月7日)までただの一頁も読んだことがない。いずれ役に立つ日が来るかもしれないと思って買っておいた本だ。そして目さえ通さなかった理由はこの本のタイトルにあった。『ひとつの出来事の哲学』。日本語でこのよう…
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生成変化---強度に、植物に、微塵になること (哲学コラム)

 ひとがある触発を受け、心の奥底のひそかな繋がりに動かされるとき、ひとは何か見知らぬものに生成変化を遂げているのではないだろうか。宮沢賢治の「告別」という詩はこんな言葉からはじまる。 「おまへのバスの三連音…中略…/その純朴さ希みに充ちたたのしさは/ほとんどおれを草葉のやうに顫はせた」 賢治はこのとき草へと、草葉へと…
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戦わないこと(三) 「醜いもの・必然的なもの・美しいもの」 FW. 276.  ――「ニーチェ探検」

 もう一度テキストから紹介しよう。『悦ばしい知識』(Die Fröliche Wissenschaft) 276のアフォリズムのからである。 > 事物における必然的なものを美として見ることを、私はもっともっと学びたいと思う、---このようにして私は、事物を美しくする者の一人となるであろう。運命愛 (amor fati…
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哀悼詩: Deleuze/ドゥルーズ

わたしが師と仰ぐジル・ドゥルーズ。その逝去の報を聞いたときに作った詩を紹介します。 ホームページの方では以前から公開していたのですが、最近ではこのブログの方が見に来てくれる方が多いので、こちらでも公開することにしました。 初出は『京都造形芸術大学紀要』[GENESIS]第2号です。 新聞でドゥルーズ逝去の報に接した時、わたしは…
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ドゥルーズの手紙

むかしドゥルーズにもらった手紙を紹介しておこう。 文面をタイプしておけば以下である。 ====== Gilles Deleuze 10/12/88 cher monsieur, je suis …
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わたしには三人の師と……

わたしには三人の師と、一人の先生があった。 三人の師とは、邂逅した順で、山中智恵子と、カールハインツ・シュトックハウゼンと、ジル・ドゥルーズだ。 山中さんはわたしの詩に、「清新な抒情に感動しました」と言ってくれた。 シュトックハウゼンは、私たちの音楽を聴いて「音楽家」と呼んでくれた。 ドゥルーズは、わたしのテクスト(トビー・…
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